名前、所属
貴田 航
慶應義塾大学大学院 文学研究科倫理学専攻修士課程
研究テーマ
ドイツの哲学者として有名なイマヌエル・カントの倫理学が研究対象となっています。その中でも特に、我々人間がいかに生きるべきかを説明する道徳法則・定言命法に焦点を当て、これらの正当性ないし妥当性をカントが論証する手続きである「演繹」の構造を解明することが目下の課題です。
お客さんへのメッセージ
カント倫理学は、「いついかなる時でも嘘をつくな」といった厳格な義務を人間に課すことで知られています。厳格すぎるがゆえに融通が利かないと思われることも多いのですが、そうした義務を論ずる中で描かれる人間像は独特の魅力を放っています。是非、関心を持っていただけると嬉しいです。
