伝統が「作られる」?:フォークロリズムについて語る

2023.10.08 (日)

伝統が「作られる」?:フォークロリズムについて語る

名前、所属

鳴海あかり
國學院大學大学院 文学研究科 文学専攻 伝承文学コース 博士課程後期

研究テーマ

現代民俗学の視点において怪異・怪談研究をしています。特にテーマとしているのは人形の怪談、及びそれを中心とした人形の民俗です。お菊人形・髪の伸びる人形やリカちゃん人形の怪、呪いのわら人形など、人形に対する恐怖が人々にどのような影響を与えているのか考えております。

お客さんへのメッセージ

その"伝統文化"、実は新しいものかもしれないと考えたことはありますか?今回はいわゆる”作られた伝統”を「フォークロリズム」という概念から考えていきます。これは民俗文化が本来の文脈を離れて(大衆文化や観光などで)見いだされる現象のことです。難しく聞こえるかもしれませんが、恵方巻や人形供養など、身近な具体的事例で気軽に考えていきましょう。