名前、所属
鶴田想人
東京大学大学院総合文化研究科博士課程
研究テーマ
「無知」という視点から歴史を見る「無知学」の観点から、主に西洋の植物学の歴史を研究しています。例えば、私たちはタンポポをなぜ「食べ物」として見ないのでしょうか。植物についての知識の変遷が、私たち人間の自然に対する見方や関係性をどう変えてきたのか。そこには得られたもの以上に、失われたものもあったのではないか——そんなことを日々考えています。
お客さんへのメッセージ
今回は植物学史そのものではなく、私がその研究のアプローチとして用いている「無知学」についてお話しできればと思います。無知学とは何か、ご存知ないですって? そんなあなたこそ歓迎です。無知学では私たちが「知らないこと」の理由をあれこれ考えます。皆さんの(そして私の)「知らないこと」を肴に、一杯いかがでしょう?