「京都で動物を書く・詠う」

2024.5.02 (木)

「京都で動物を書く・詠う」

お名前、所属先、研究テーマ

仲町六絵
小説家・放送大学大学院修士課程人文学プログラム修了
 『からくさ図書館来客簿』シリーズなど、京都の歴史にまつわる小説を20冊ほど出したあたりで、修士号を取ろうと思いました。より良い歴史ファンタジー小説と歴史コラムを書くために。 修論のテーマは、室町時代の皇族である伏見宮貞成と周囲の人々が輸入品をどのように扱ったかです。小説執筆のために進学したはずですが、口頭試問で恩師に「研究やめないでね」と言われた私は「はい!」と元気に答えたのでした。

イベントテーマ

『古今和歌集』の夏の巻はほぼホトトギス? 『源氏物語』で破滅的な恋を呼び込んだ「唐猫」、外国から献上されたヤギの受難、室町時代の京都でご馳走としてやり取りされた鳥や魚、室町将軍に仕える女性の部屋に降ってきた魚の謎など、京都で書かれ、歌に詠まれた動物たちについて語ります。
自著である『おとなりの晴明さん』シリーズで書いた動物についてもお話しします。

バーテンダーよりお客様へメッセージ

4/29開催の「京都で植物を書く・詠う」の準備をしていたら、動物でも語れることに気付きました。これも『古今集和歌集』の歌人たちや、『看聞日記』を書いた伏見宮貞成が動物と植物双方に関心を寄せてくれたおかげです。
『おとなりの晴明さん』第五集で書いた、海外から来たヤギについてもお話ししたいものです。
4/29と同じく、お客様には一杯だけ無料でお茶をお淹れします。どうぞよろしくお願いします。

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