サイレンから見る近現代日本:音と社会の関わりを考える

2023.5.12 (金)

サイレンから見る近現代日本:音と社会の関わりを考える

名前、所属

大浦瑞樹
東京大学大学院学際情報学社会情報学コース修士課程修了

研究テーマ

駅発車メロディーや街頭時報等、公共空間の音響メディアと近現代日本社会の関係を研究しています。主な経時的射程は明治初期から現代に絞り、特に敗戦前の日本社会で汎階級的な担い手が理想視する市民社会を実現するためのメディアとして称揚した過程から音と社会の関係を読み取るのが私のテーマです。

お客さんへのメッセージ

修士まで防災政策史を研究していましたが、アカデミアから離れた後はアマチュアメディア史家としてモーターサイレンやミュージックチャイムを始めとした街頭時報の近現代史を調査しています。これらの音は何を可能にしたのか。牛歩ながら研究のまねごとをしています。