研究って役に立たないといけないの?ーー思想・制度・政策の歴史から考える

2023.6.20 (火)

研究って役に立たないといけないの?ーー思想・制度・政策の歴史から考える

名前、所属

高原智史
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化コース博士課程

研究テーマ

第一高等学校(現東京大学教養学部)について研究しています。「学歴エリート」が自らを勉強の道へと振り向けたのはいかにしてか、彼らにとって勉強や学問はどのような意味を持ったのか。そこから学生生活が異常に長い(現在18年目)自分自身にとって学問というものが持つ意味を探ろうとしています。

お客さんへのメッセージ

私の研究は、自分の実存を納得したいが為の「独りよがり」なもので、公共性は薄いと思っていますが、面白く思ってくださる方はおられるかもなと期待しています。「役に立つ」ということの思想や制度の歴史を考えることから、学問が向かう新たな方向性をみなさんと一緒に探っていきたいと思っています。